
過去の行いがわたしを定義づけていることに恐怖を感じる
全部あなたは、あなた方は目撃しているのだということに
しっかりとありありと、わたしの行動が刻まれていて、
墨汁のように、時限爆弾のように、
わたしの生み出したあなた方へのなにか、が、世界に点在しているということに
その染みや火薬というのは、あなた方にとって残しておきたいものかもしれない
その可能性だってあることはもちろん分かる
けれども、わたしは、あなた方に、のこしてしまったと感じているのだと思う
わたしができるすべてをゆうに超えた、数え切れないほどの、
顧みるべき小屋や遊具や秘密基地を、そこかしこに放置してしまっているように思う
そこに行けば、墨を洗い流す清らかな川が流れていたり、
起爆装置を止めるマニュアルとニッパーがあったりするかもしれないし、
そもそもそんなものはなくて、軽くて明るい透き通ったビーズをじゃらじゃらと出して、
何を言っているんだとあなた方に鼻で笑われているかもしれない
あなた方はわたしの背負ったリュックの中の、無数のぼろぼろの巾着から、
萎れた人参のような罪を取り出してくれるだろうか
あなたがたがそれを何と呼ぶかを、わたしは聞かなければならない

写真を見返していた
高校生から今までの、10年間の写真を、クラウドに投げ込みながら、
俺は誰かと関わることが心底苦手になっているのだろうなと思う
そう言うしかないほど、あまりにも俺のフォルダには人間がいない
俺の脳に張り巡らされた血管のいくつかは、どこかのタイミングで目詰まりを起こしているけれども、
そいつらはおそらく、「能力」「快活さ」と一般に呼ばれるような範疇の行為を管轄していたのだろう
俺の脳が金属だったら、首のところからケルヒャーを差し込んで、毛細金属管すべてを高圧洗浄できるのになと想像する
もっとすっきり生きていければいいなと思う、今は素直に