0414


mado

過去の行いがわたしを定義づけていることに恐怖を感じる

全部あなたは、あなた方は目撃しているのだということに

しっかりとありありと、わたしの行動が刻まれていて、

墨汁のように、時限爆弾のように、

わたしの生み出したあなた方へのなにか、が、世界に点在しているということに

その染みや火薬というのは、あなた方にとって残しておきたいものかもしれない

その可能性だってあることはもちろん分かる

けれども、わたしは、あなた方に、のこしてしまったと感じているのだと思う

わたしができるすべてをゆうに超えた、数え切れないほどの、

顧みるべき小屋や遊具や秘密基地を、そこかしこに放置してしまっているように思う

そこに行けば、墨を洗い流す清らかな川が流れていたり、

起爆装置を止めるマニュアルとニッパーがあったりするかもしれないし、

そもそもそんなものはなくて、軽くて明るい透き通ったビーズをじゃらじゃらと出して、

何を言っているんだとあなた方に鼻で笑われているかもしれない

あなた方はわたしの背負ったリュックの中の、無数のぼろぼろの巾着から、

萎れた人参のような罪を取り出してくれるだろうか

あなたがたがそれを何と呼ぶかを、わたしは聞かなければならない


hana

写真を見返していた

高校生から今までの、10年間の写真を、クラウドに投げ込みながら、

俺は誰かと関わることが心底苦手になっているのだろうなと思う

そう言うしかないほど、あまりにも俺のフォルダには人間がいない

俺の脳に張り巡らされた血管のいくつかは、どこかのタイミングで目詰まりを起こしているけれども、

そいつらはおそらく、「能力」「快活さ」と一般に呼ばれるような範疇の行為を管轄していたのだろう

俺の脳が金属だったら、首のところからケルヒャーを差し込んで、毛細金属管すべてを高圧洗浄できるのになと想像する

もっとすっきり生きていければいいなと思う、今は素直に





2026



top